ホーム安芸葬祭のブログ ≫ 広島 出稼ぎ外国人の葬儀での顛末 家族葬 直葬 安芸葬... ≫

広島 出稼ぎ外国人の葬儀での顛末 家族葬 直葬 安芸葬祭・エキキタホール

代表取締役 河内光浩の似顔絵
皆さんこんにちは。
安芸葬祭・エキキタホール
代表の河内です。

今日は
過去に行った葬儀の
忘れられない話です。

もう30年前になります。

広島にブラジルから出稼ぎに来られた
一家の主が亡くなられました。

一緒に来日していたブラジル人数名が
家族に寄り添い
日本人の関係者が立ち合いのもと
カトリック系で葬儀を行いたい
ということでした。

教会に連絡を取ると
タイミングよく
ブラジル人の神父さんが在籍されており
自宅に来られました。

そこで火葬は行えるのか…という問題になり
当時付き合いのあった葬儀社の社長に相談すると
ブラジルの在広島領事館出張所が
広島の自動車メーカーの中にあるから
と言うことで連絡するも、なぜか留守で繋がりません。

そこでブラジル人の方に
火葬は可能か問い合わせたところ
地域の法律が違うため
詳しくわからない…ということでした。

念の為に
日本からブラジルまでの
ご遺体搬送に掛かる費用を確認すると
かなりの高額費用で
ご家族の収入では支払いが不可能でした。

そこでブラジル人の神父さんが
「経済的にブラジルに
このまま連れて帰るには無理がある。

火葬にして遺骨にすれば
帰国も旅費だけで済む。
火葬にしなさい」
と言われました。

実は当時のブラジルまでの遺体搬送料金は
広島からの飛行機も
ブラジルまで乗り換えを要しました。
その手続きは煩雑を極めます。

棺も日本製の物でなく
航空機専用の特殊な物を用意。

また、衛生面から遺体保存処置費用
など含めると総額で約150万円掛かる
ものでした。

出稼ぎでブラジルから来た人には
とてもじゃありませんが
払えるものではありません。

そこで神父さんは
火葬にして遺骨になれば
数十万円で帰国できるから
日本では火葬のみの葬儀を行うように
提案されたのです。

一同、みな納得し
葬儀ミサを済ませ
火葬場に行き荼毘に附しました。

葬儀も終わり
何事もなかった日常が一変したのは
半年後のことでした。

「ブラジルに遺骨を持参し帰国したら
サンパウロの空港の手荷物検査で
遺骨が引っ掛かった。
これは何なのか・・・
そう聞かれたので事情を説明すると
ブラジルの入国管理局から
法律で遺骨の持ち込みは不可能だと言われた。
理由は
宗教的なもので、ブラジルでは火葬が法律で
禁止され土葬が行われている。
火葬=火破りの刑と言う意味で
重大な犯罪を犯した人のみ行われるもので
日本国でその罪を犯した、と認定され
日本へ強制送還された」
と言う話でした。

そこですぐに出向き
今後の対応策を協議しました。

当時は
誰に相談して良いか
まったくパイプがなく
法務局に出向き相談をしたり
ブラジル領事館に問合せをしてみたり
右往左往しながら
取り敢えず
遺骨は教会の所有する墓地に
納骨してもらうことで
ご当家の了解を取りました。

問題はご家族が
再帰国できるのか…
ここが大きな問題になりましたが
ブラジル領事館が根気よく本国を説得いただき
日本の火葬システムが刑罰で行われていないことや
火葬の文化的な解釈の違いを説明してもらい
事なきを得たものです。

その後、ブラジル人の方の葬儀を
2回経験しましたが
その時の反省から
ブラジル領事館に連絡を入れ
指示を仰ぎました。

数年前
ブラジルの地方では一部
火葬が法律で適応されたとかで
遺骨にしての帰国が認められたと聞きました。

しかしながら
あの時の記憶…いまでも消えていないだけに
今後の移民化や出稼ぎで色々な国から来日された際
もしもの時は、本当にその国の文化に
細心の注意を払わないといけないものです。

それだけに移民化政策
死亡後に多くの人が困らない対策も必要です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
広島 家族葬 葬儀 直葬 コロナウイルス対策葬儀
安芸葬祭・エキキタホール
TEL082-568-0115
広島駅新幹線口より北へ徒歩約10分
〒732-0048
広島市東区山根町32番25号
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2020年11月03日 10:04