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広島市の葬儀 お葬式に接して感じた話 安芸葬祭・エキキタホール 家族葬 直葬

綺麗ごとに聞こえるかもしれません。

しかし、こんな葬儀屋もいるのか…と聞いてください。

いまの日本、毎年どこかで大きな災害が起きます。

地震、土砂災害、台風などの大きな自然の驚異。

そして車による痛ましい事故。

また、理不尽なる虐待などによる殺人。

いじめや対人関係による自殺。

病気による「死」だけでなく、この世には様々な「死」と背中合わせに「生」が存在してします。

15年前だった、と記憶します。

交通事故で突然無くなられた方の通夜で、住職さんの法話がいまも印象に残っています。

「この世には、表と裏の存在が二つある。一つは海の波。波には、ご承知の方もおられるでしょうが、表と裏がある。私たちの正面に見える波は泡立て、見ようによっては綺麗に見える。しかし、波の裏側はどす黒く気味の悪い雰囲気を持っている。そして、もう一つの表と裏は…人間の生と死である。生きる、生きている、というのは表。そして今日の仏さん…昨日の昼までは元気に生きていた。しかし…いま…お通夜を迎えている。人間の人生は、まさしく生と死という表裏一体である、ということを皆さんは噛みしめてほしい。我々人間は、今日があるから明日もある…だから明日にしよう、と考える。しかし、人間には明日の保証というものはない、ということを心して欲しい。そことを身をもって教えてくれたのが、いま棺に入っている故人。今からの日暮らしを、今日参列していただいた皆さんは、他人事に考えるのでなく、明日は我が身と心していただきたい」


これまで何名の方の事故死、自殺、殺人、災害死に関わってきたのだろう。
そう思い日記を見た。

この仕事も36年になるが、不慮の死に立ち会った日には、「この様な葬儀では、お金の話が一番難しい。家族の精神状態が普通でなく、葬儀の話をするのが気が引ける。葬儀屋として一番しんどい。なんで自殺をしたんだろう…」

また、「今日の主人は幼子を残し自殺された。幼子は父の死を自覚していない。祭壇の準備をしていたら、幼子がお菓子をくれた。ありがとう…と言ったら、何とも言えない笑顔…そして、もう一つお菓子をくれた。何歳なん?と年をきくと、我が子と同じ年。つらいのぉ…」

「初めて殺人事件に遭遇した。殺されたのは3歳の子。やれん…ほんまに、やれん」

改めて思う。この仕事、ビジネスだけでの割り切りで出来るものではない。

これからも不慮の死は無くならないだろうが、できれば病死以外の不慮の死は、無くなる世の中であってほしい、と本気で願うものである。
2019年09月15日 16:30